「 月別アーカイブ:2016年06月 」 一覧

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30th June 2016

2016/06/30   -日常のあれこれ

 

2015/16年度が終わり、バカンスが始まりました。半数近くの友人が既にパリを離れており、数日もすれば学校も夏期休業に入ります。何もかもに翻弄され、ただただ生きるだけで精一杯だった昨年度に比べれば、今年は幾分の成果を得ることができたように思います。

 

作曲と電子音楽の授業は昨年度の延長線上にありましたが、それに加えて今年は楽曲分析と管弦楽法の授業を受講していました。楽曲分析の授業は登録していたClaude Abromont先生、聴講で楽器途中まで出席したClaude Ledoux先生、どちらの授業も非常に興味深いものでした。幅広い知見とそれによってあぶりだされる楽曲の様々な側面…過去を知ることの大切さを今一度学びました。管弦楽法のMark-andré Dalbavie先生は核心を突いた発言が多く、オーケストレーションに関する端的な説明には大変感銘を受けました。

 

アブロモン先生は学者として著名な方で、数えきれないほどの楽書を執筆されています。そしてルドゥー先生とダルバヴィ先生は日本でも度々作品が紹介されている現代を代表する作曲家のお二人です。彼らのもとで勉強ができることの幸せやパリ音楽院の教授陣の充実について最近友人と話す機会が多く、この環境を更に活かしたいという欲求が日に日に強まっています。今年の夏は勉強に集中できそう。

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25th June 2016

2016/06/25   -日常のあれこれ

 

試験期間が終わったのもいつのことやら。いつの間にか年度が終わりました。どこの学校も年度末には試験はつきもの。日本と少し違うところは試験期間中も授業が平行して行われること。パリ音楽院のリソンス(学部)及びマスター(修士)の演奏の学生は年度末に公開演奏試験が科せられていますが、友人の公開試験に自分の授業が重なり、伺えずに悔やむこともしばしば。

 

リソンスは課題曲1曲込みで30分、マスターは全自由曲で50分の公開演奏試験が5月上旬から6月下旬ないし7月上旬までEspace Maurice-Fleuret, Salle d’orgue, Salle d’art lyrique, Gland plateauなどの大きな会場で行われます。今年は特に修士の2年に所属している友人が多く、今年日本人で聴くことができたのは開催順に:モリス真登君、藤江扶紀さん、下御領瑶さん、徳永真一郎君、東条慧さん、對馬佳祐君、金ジャンミッシェル君、内山貴博君、斉藤一也君、ロー麿秀君、永井基慎君、栗山沙桜里さん、江崎萌子さんでした。皆さん本当にすばらしい演奏で、この楽器の、この人のために作品を書きたい、と思わせるような瞬間が幾度となく訪れた、大変有意義な年度末を過ごすことができました。

 

次は9月後半に第三課程の公開入学試験があり、少なくない友人が登録していると聴いているので、そこでまた皆の演奏が聴けるのが楽しみです。

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3rd June 2016

2016/06/03   -日常のあれこれ

 

 

見事にオーガナイズされた試験期間もようやく峠を越え、残り半分になりました。今日は束の間のおやすみ。そして梅雨のように続く雨も降っていなかったので、セーヌ川へ。川の水位が上がっている話は聞いてはいましたが、生活に支障が出ているわけではないのでいまいち現実味のない話でした。

 

セーヌ川が氾濫、とはありましたが、現在のところ地上の道路の高さまで水位は上がっていません。ただ河川敷は全て埋まり、河川敷沿いの道路は立ち入り禁止。あと2, 3メートル高くなると市民生活に影響が出るでしょう。とはいえ自分を含め川沿いには写真やビデオを撮っている人がたくさん。特別な意味で観光名所化したセーヌ川ですが、副次被害が出ないためにもこれ以上水位が上がらないことを祈っています。