「 年別アーカイブ:2016年 」 一覧

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30th December 2016

2016/12/30   -日常のあれこれ

 

いつの間にか2016年が終わります。劇的に自分が変わった、と思える年が数年に一度あるのですが、今年はそんな年。しかし成果として出せているのはほんの少し。来年頭の怒涛の初演ラッシュが終わった頃には自分の変化を具体的な成果として手にできていることでしょう。それが良いものであれ悪いものであれ。

 

加えて嬉しいことに2017年、2018年のプロジェクトがいくつか決まっており、今の時点ですでに戦々恐々。しかし長期的な視野で仕事ができることは本当に嬉しいことなので、じっくり戦略を練り、納得のできる音楽作りに励みたいと思います。

 

本年も皆様大変お世話になりました。良いお年をお迎えください。

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21th December 2016

2016/12/21   -作品演奏会関連

 

アムステルダムからの帰りです。12月に東京、1月に台北で演奏される作品リコーダーとチェンバロのための作品《Mask》のリハーサルに立ち会ってきました。演奏してくださるのは東京音大時代の友人、須藤真地子さんと彼女がデュオを組んでいる台湾のリコーダー奏者、梁益彰(リャン•イーチャン)くん。笛と鍵盤、という編成に書かれた楽曲は数多けれど、この二つの楽器のための作品は以外と少なく、参考となる例がほとんどバロックの作品だったので、どのようにそれぞれの楽器の特徴を活かすか、という自分の作曲の根本にあるアイデアに対して非常に深い追求が必要な作品でした。先ほど行われたリハーサルは本当に素晴らしかった。

 

演奏会は年末に東京、年始に台北で行われます。上の二人と、ヴィオラ奏者の林曔瀚.(リン•チンハン)くんによるグループ、Ensamble IJ SPACEの演奏会で、バロック時代の作品と近年の作品(オトテール、ヘンデル、マンチーニ、テレマン、バッハ/Geörgy Ligeti, Roderik de Man, 佐原)で構成されており、日本、台湾とも同じプログラムです。台湾公演はソールド•アウト。東京公演も残席僅少とのことなので、お早めにご予約いただければと思います。ご予約はこちらまでご連絡ください:

 

松木アートオフィス:03-5353-6937
東京古典楽器センター:03-3952-5515
ijspace.ensemble@gmail.com

 

12月27日(火)19時、近江楽堂(東京)、3000円(全席自由)
1月2日(月)19時30分、國家兩廳院(台北)、500、600、800元(全席指定)

 

初演に立ち会えないことが残念ですが、パリから演奏会の成功を祈っています。

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2nd December 2016

2016/12/02   -作品演奏会関連

 

正直なところ、今回のアトリエはとても不安な気持ちで臨みました。理由は二つ。作品自体に対して確信が持てなかったことが一つ、そしてその結果リハーサルの雰囲気がどう転ぶかがわからなかったことが一つ。

 

パリ音楽院の作曲クラスは年間に一人最低一つは作品が演奏される機会が与えられていますが、そのほとんどの機会は作曲者は楽譜を提出してリハーサルに立ち会うのみ。つまり、演奏者やリハーサルの会場の手配諸々などを行う必要がない、とても恵まれた環境に置かれています。反面、誰が演奏するかは直前までわからないので、それが特に不安でした。同時代の音楽を嫌っている演奏者が演奏する可能性があるため。

 

しかし蓋を開けてみると、僕の作品を演奏してくださった方々は皆好意的に作品に取り組んでくださるばかりで感激。私の11人のアンサンブルのための作品のなかで、最初から予定されていた日本人の奏者はサクソフォンの本堂誠くんだけでしたが、日程の都合で代役として参加することになったピアノのロー磨秀くん、チェロの瀧川春香さんを加え、3/11が日本人だったことも嬉しかったと同時に驚きでした。演奏者が積極的でいてくださると、作品も自ずと生き生きするもので、音楽面でもとても納得のいく、非常に貴重な機会となりました。

 

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«Mask», 12月27日(火)19時、東京
«Mask», 1月2日(月)19時半、台北

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24th November 2016

2016/11/24   -作品演奏会関連

 

今月末、11月30日(水)19時より、パリ国立高等音楽院内、Espace Maurice-Fleuretにて11人のアンサンブルのための作品《Dalles》が初演されます。演奏会、Atelier de compositionは5つの初演とベリオのピアノ協奏曲で構成されており、曲順は未定です。

 

キャリーケースを転がしている時に出る音:コンクリートによる目の細かい舗装だと同じ周波数の音が続き、石畳のようにそれぞれの石の間に隙間があるものだと、そこからリズムが発生します。個人的な印象だと、パリは石のサイズ(幅、高さ)がばらばらな石畳が多く、そこでキャリーケースを転がして生まれるときには不規則な、時には規則的なリズムから得たインスピレーションをもとに作曲しました(これがパリ最初の滞在時の思い出として強く刻まれています)。昨日行われた最初の合わせ、とても不安で緊張して臨んだのですが、杞憂でした。演奏、そしてなにより指揮者、本当に素晴らしいです。

 

http://www.conservatoiredeparis.fr/voir-et-entendre/lagenda/tout-lagenda/article/atelier-de-composition/

 

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Denis Ramos
Fétu de paille et cathédrale pour ensemble instrumental

 

Nicolas Mondon
Etude « Tutti » pour ensemble

 

Samir Amarouch
C-15708* pour quinze musiciens

 

Ko Sahara
Dalles

 

Théo Mérigeau
Trois Gigognes pour ensemble de 12 musiciens

 

Luciano Berio  

Points on the curve to find
Pour piano et vingt-deux instrumentistes

 

Orchestre du Conservatoire
Jean-Philippe Wurtz, direction
Chae Um Kim, piano

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2nd November 2016

2016/11/02   -作品演奏会関連

 

様々な兼ね合いから、前倒しで準備を進めているコンサートの合わせを先日行いました。フルートの梶原一紘さん、クラリネットの武田友智さんと一月にパリで行うコンサート。まだすべての曲目が決まったわけではありませんが、それぞれのソロ、それぞれのソロ+エレクトロ、二人での即興、二重奏、とこの二人でできる編成を網羅するプログラムになりそうです。私は電子音響の制御をコンサートで担当します。加えて、拙作を演奏していただく予定です。

 

現在の予定で3月までに初演がいくつかあります。近づいたらそれぞれ改めて詳細を書きます(トップページ下部に演奏会のリンクを載せてあるものもあります)。

 

11月30 日(パリ):アンサンブル(11人編成)
12月27日(東京)、1月2日(台湾):リコーダー+チェンバロ
1月13日(パリ):電子音響
1月16日(パリ):フルート+クラリネット
2月3日(パリ):木管五重奏
3月23日(パリ):ヴァイオリン+電子音響