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8th December 2018

2018/12/09   -日常のあれこれ

 

多くの報道が示すように、フランスでは燃料税増税に伴った毎週土曜日のデモ(に便乗した動き)は激化の一途をたどっています。これまでデモが行われていた地域は自分の生活圏ではないために、どこか遠方の出来事のような気すらしていましたが、今日はサイレンが一日中家にこもっていてもひっきりなしに聞こえてくる始末。実際に先週、先々週と比べてデモが行われる場所は拡大し、自分の生活圏と抵触するようになると実感も変わってきます。

 

今回の一連の運動は場所や時間も通達されるものであり、予測可能である故に数年前のテロとは比べ物にならないほど安全なものです。ただし生活に不自由が伴うこともまた事実で、状況が好転することを祈るばかり。自分が留学して以来、フランスはある種の大きな動乱のなかに佇んでいます。

 

話は変わり来週、12月16日日曜日、東京にて第13回現代音楽演奏コンクール“競楽XIII”本選会がありますが、そこで自作にまつわるお二人が出場されるとのこと。本選会の一番手は栗山沙桜里さん。学友であり、このコンクールの予選会で自作を弾いていただきました。本選会のトリを務めるのは薬師寺典子さん。彼女には先月自作を日本で初演していただきました。お二人はもちろんのこと、他にも素晴らしい奏者が集結するこの本選会。演奏会としてみてもバラエティに富んだ充実したものになるかと思いますので、ご都合のつく方は是非足をお運びいただけたらと思います。詳細はこちらより

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11th November 2018

2018/11/12   -作品演奏会関連

 

自作が演奏された先日の東京での演奏会は素晴らしいものであったと連絡をいただき安堵。収穫も課題もたくさん身についたこの度の初演、およびそれにまつわる経験の数々はかけがえのないものとなりました。主催の趙さん、そして素晴らしい初演をしていただいた薬師寺さん、岩瀬さん、吉原さんには大変お世話になりました。皆様へ感謝の意に堪えません。

 

11月には自作がもう一度日本で演奏されます。自分にとって作品の初演というものはかけがえのないもの。それと同時に作品の再演、特に初演者以外の手による作品の再演というものは特別な意味を持つものです。(作品が演奏されることはいつも等しく嬉しいものですが、そのシチュエーションによって触れる琴線が異なるといったところでしょうか)

 

バリトン•サクソフォンのための第2、第3エチュードが酒井希さんによって再演されます。11月21日水曜日19時より兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール。共通の知人からは素晴らしい奏者と伝え聞く酒井さんは、この作品の初演者である本堂誠くんと同じ時期にアムステルダム音楽院に短期留学していた仲。現場に立ちえないことは残念ですが、パリより作品の再演ならびにリサイタルの成功を祈願しております。近畿の皆様、ご都合つきましたら是非とも足をお運びいただければと思います。

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28th October 2018

2018/10/28   -作品演奏会関連

 

気づけば10月の終わりがもうすぐそこ。それより一足先に、今しがたサマータイムが終わりを告げました。ヨーロッパと日本の時差は7時間から8時間へ。日本とのやり取りの時間を勘違いしないように注意が必要な時期になりました。夜の黄色の街灯がとても美しい。サマータイムが終わるこの時期は、例年バカンスに突入する時期。一年間に4回あるフランスの学生のためのバカンスはそれぞれ2週間ずつあるのですが、10月末のバカンスのみパリ音楽院は1週間。他のコンセルヴァトワールは休みが長くていいね、という話が学生間で行われるのは毎年のことですが、教育を受ける機会が多いということは単純に幸せなことのように思えます。

 

個人的にはバカンスだろうがそうでなかろうが生活が激変するわけではなく、文章を書く日々が続いています。文章を書くのは好きなのですがどうにも苦手で、数をこなして慣れなければ、といったところ。いっぺんに多くのことが降りかかってきたときに精神的に押しつぶされずにできることから一つづつこなしていく訓練が必要だという10月の振り返り。加えてひょんなことから電子音楽にまつわるとあるプログラミングに手を出したのですが、果たしてものにできるかどうか。来年の春にパリでそれを用いた作品を初演し、その後日本でのプロジェクトでも用いることができればいいのですが、長い時間がかかりそうです。

 

さて、日本での話ですが、11月8日木曜日に東京、日暮里サニーホールにて拙作が初演されます。薬師寺典子さん(ソプラノ)、岩瀬龍太さん(バス•クラリネット)、吉原佐知子さん(十七絃)という日本とヨーロッパを股にかけて活動する素晴らしい演奏家の方々による演奏。自作の他には八橋検校、池辺晋一郎先生、Nicolas Bacri、Harry Crowl、近江典彦さん、趙世顕さん、木下正道さんの作品がプログラミングされています。正直なところ、このメンバーの中に自分が入っているというのはかなり嬉しいもので、現場に立ち会えないことがものすごく残念です。充実した演奏会になること間違い無しなので、首都圏の皆様ぜひ足を御運びいただければと思います。演奏会の詳細はこちらから

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9th October 2018

2018/10/09   -作品演奏会関連

 

朝晩はかなり冷え込む昨今のパリ。すっかりコートやマフラーの映える気候となりました。いろいろあったような、何もなかったような9月のパリですが、振り返ればやはり何かしらはあったようです。そんな9月の目玉は下に書く演奏会。

 

9月22日にはソプラノの溝淵加奈枝さんとギターの藤元高輝くんによる演奏会にて拙作の演奏がありました。もともとはソプラノとピアノのために書かれた小品ですが、ギターにアレンジしてもうまくいくのではないかと思い、この度ギター版を作ることに。とはいえ、ギターでは少し無理があるのではないかと思いながら編曲していたのですが、私自身の想像をはるかに超えた藤元くんの演奏はまるで初めからギターのために書かれたのではないかと思うほどで、素晴らしい編曲初演となりました。

 

現在はドイツに住んでいるお二人によるこのデュオ。やはり奏者によって選曲も変わるもので、個人的にはプログラム(選曲)にいささかの懐かしさを感じた次第。パリであのようなプログラムを聴けるのは珍しかったことと思います。ソプラノ、ギターともにそれぞれの作品の芯を捉えた演奏は抜群で、あれだけ幅のあるプログラムでそれを成し遂げたことには感嘆。そんな二人の活動はヨーロッパや日本などで定期的に続くことになるかと思うので、今後とも注目していきたいです。

 

10月になると不思議と空気も変わり、街が動き出している気がします。いよいよ2018/19年度の本格的な始まりといったところでしょうか。

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2nd September 2018

2018/09/02   -日常のあれこれ

 

今回の日本滞在の山場、8月末に行われたサクソフォン×エレクトロニクスの演奏会が無事に終わりました。無事に終わってこれだけほっとした演奏会はありません。あえていうなら音響エンジニアとして初めて仕事をした2017年1月以来でしょうか。他のあらゆることに気が回らなくなるほどに追い込まれましたが、こうして経験を積むことで人は成長するのでしょう。演奏会をともに作り上げた2人には多大なるご迷惑をおかけしたと同時に、多大なる感謝の気持ちです。

 

ひとまず今はご報告まで。溜まりに溜まったやらなければならないことを可能な限り迅速に行い、同時に日本でしかできない体験をインプットする慌ただしい日本滞在の締めくくりの始まりです。